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ゆとり(ステップ)返済とは?

住宅ローンの中には、様々な返済方法があります。選択する方法によって、月々の返済額がまったく違ってきますので、慎重に選びましょう。 まず、ここでは、利用者が非常に多かったゆとり(ステップ)返済について説明していきましょう。 平成12年をもって、これまで公的融資がおこなってきた「ゆとり返済」、そして、年金融資の「ステップ返済」が廃止されました。

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返済を始めた後のある一定の期間は、返済額を少なめに設定し、その後ある時期から返済額を増やすというものでした。廃止されたにもかかわらず、一部の民間ローンでは、今も利用できるところがあります。それらは、年金融資のそれと同じく、ステップ返済と呼ばれています。金融機関によって、返済方法は微妙に変わってきますが、ここでは平成11年度まで利用することのできた「ゆとり返済」を例に挙げて、仕組みを説明していきましょう。

仮に、公庫融資を35年返済で借りた場合、「元利均等返済」といって、毎回の返済額は、返済終了まで変わりません。金利が2、8%で500万円を借り入れたとしたら、毎回の返済額は1万8,685円になります。  同じ額を借り入れたとして、ゆとり返済のケースでは、はじめの5年間に関しては、返済期間は変わらないまま、返済額だけが、なんと50年返済で算出した額になります。

この計算でいくと、同じ2、8%の金利であっても、毎月の返済額が1万5,490円となり、3,195円も少なくてすみます。 ですが、この場合、6年目以降からはもとの返済期間に戻しての計算額になるので、月々の返済額は1万9,530円と大きく増えます。 ところで、そもそも「ゆとり(ステップ)返済」ができた過程についてお話ししたいと思います。ここで、キーワードとなるのは、収入基準です。住宅ローンを借りる際には、返済額をもとにした「収入基準」がありますね。

これは、収入が少ない人にとっては、融資をうけることができず、住宅取得を諦めなくてはならない厳しい条件だったのですが、この「ゆとり(ステップ)返済」 を利用すると、この収入基準がクリアしやすくなります。どういう事かといいますと、返済をはじめてからの最初の5年間は返済額が通常よりも少なくなるからです。

このように、住宅所得を増やす事を世の中によびかけていくことで、景気の向上にもつながっていくだろうという予測から、作られたのです。 今でこそ、重要視されていますが、以前では、6年目に返済額が上がる時点で、利用者の収入が増えていたり、インフレによる土地と住宅の値上がり、ローンの価値の目減りがあり、世間ではそれほど大切に思われていませんでした。  

しかし、社会全体が、不況なってきたところで、収入は減る一方で、返済する事が出来なくなり、最悪の場合は自己破産してしまう人もでてきました。 そこで、国自体が、重い腰をあげて、やっとのことで、平成12年にゆとり返済利用者への救済処置を取り入れ、制度自体の廃止を実施したのです。


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